おおやサンの理想と現実【トイプー櫻第4話】
ワンコ好きなら一度は夢見る多頭飼い。
年齢・大きさ・犬種に関わらず、ワンコ同士が仲睦まじく寄り添っている姿はかわいらしい。
おおやサンも多分に漏れず多頭飼いを夢見た1人であった。
そして今、その夢が叶った形となっている。
日中は櫻を預かっているため、くうと櫻は姉妹のようにいつも一緒に過ごしているのだ。
だがしかし、現実というものはままならないものである。
こんな風に、呼んだら一緒に駆け寄ってきて、両方一緒にぎゅーって抱きしめたいよね。
現実は、すごい勢いで駆け寄ってきて、櫻の飛び石にされるよね。
その後くうに踏まれてペロペロされるよね。
こんな風に、2匹仲良くお膝の上でくつろいでくれたら至福だろうなーって思う。
現実は、片方しかお膝に乗れない仕様になっている。(主に櫻)
みんなで仲良くお昼寝なんかしちゃってね。夢だなあ。
抱っこしてモフモフを感じながら眠りにつきたいなあ。
現実は、こんなもん。
犬の社会は順位があるから仕方ないよね。
櫻先生・・・私の頭の上で寝るということは、私よりも上位にいらっしゃるのですか・・・?
理想と現実はまったく違うけど、元気ならば、よし!